シロアリの基礎知識
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生息分布、見た目や食べ物の違いなどをご紹介いたします。
生息分布
日本には現在22種のシロアリが生息しています。
その中でも、建物に被害を与えるのは、主にヤマトシロアリとイエシロアリです。
他にも、最近では「乾材シロアリ」の仲間のダイコクシロアリと、同じく「乾材シロアリ」の仲間で外来種のアメリカカンザイシロアリの被害も増えています。
シロアリとクロアリの違い
シロ「アリ」と名が付き、外見上もよく似ていますが、一般的なアリとはまったく別の種類の昆虫です。
普通のクロアリが蜂の仲間なのに対し、シロアリは分類学上では、ゴキブリに近い昆虫と考えられています。
成長過程でも、クロアリはさなぎになってから成虫になる「完全変態」なのに対し、シロアリやゴキブリは幼虫から直接成虫になる「不完全変態」です。
クロアリは今から約2億年前に出現したと言われています。
一方、シロアリの歴史はさらに古く、約3億年も前に出現したと言われています。
<見た目の違い>
シロアリの繁殖期(5~7月)には、群をなしたハネアリが、いっせいに巣から飛び立ちます。
外見上、クロアリのハネアリとよく似ていますが、よく見れば区別することが出来ます。
クロアリ |
シロアリ |
|
イメージ | ||
触覚 | くの字 |
数珠状でまっすぐ |
胴体 | くびれて細い。 |
くびれが無く太い。 |
羽 | 前の羽が後ろの羽より大きい。 翅脈は太く、少ない。 |
前の羽と後ろの羽がほとんど同じ大きさ。 翅脈は細く、多い。 |
<食べ物の違い>
クロアリとは、食料も大きく違います。
シロアリは、木材を主食とし、栄養源にしていますが、クロアリは種類によってもさまざまなものを好んで食べます。
よく知られているように、クロアリは甘いものを好みますが、中には他の昆虫を好んで食す種類もあります。
シロアリにとっては、クロアリは自分達の生命を脅かす天敵なのです。